技術部(CAD課/CAM課)

ENGINEERING

金型の品質を大きく左右する、会社の心臓部として機能。

弊社の技術部には、CAD課・CAM課の2つの部門があり、お客様から送られてきた製品データに基づいて金型を設計、金型部品を作るための工作機械用の加工データを制作しています。

CAD課は、金型の設計業務を担当する部署です。弊社が設計・製造する金型の品質を大きく左右し、いわば「会社の心臓」とも呼べる重要な作業を担います。現在、CAD課のメンバーは正社員で20名ほど。ひとつの金型に対して1~2名の担当が付き、たとえばバンパーの設計であれば、お客様とのやり取りをしながら、40~60日ほどの期間で設計を完了させます。単なる3D設計ではなく、すべてフルソリッド設計を行っているのが大きな特長です。

一方、CAM課は、CAD課で作られた設計データを基に、製造部が機械を動かすためのデータ作成を担当します。部品加工を行う工作機械には、大きなものから小さなものまであり、ワイヤーカットや放電加工など種類もさまざま。こうした機械を動かすためのデータ作成をすべて引き受けているのがCAM課です。

人と社会に感応する、新時代の金型設計を担うために。

金型づくりの最初の工程は、取引先であるメーカーの担当者様との綿密な打ち合わせを行い、的確なニーズを掴み取るところから始まります。こうして掴んだニーズを基に、すべての条件を高次元でクリアする金型をプランニングし、具体的な設計図面を作成していきます。

金型づくりの出発点を担う技術部では、エンジニアとしての「感性」が最も要求されます。技術の多様化・複合化が急激な勢いで進展し、秒進分歩の加速度で進化を続けるテクノロジー。しかし、「人」が扱う製品を生み出す以上、そこには「高精度」だけでなく、「温かさ」「優しさ」「心地よさ」といった精神的カテゴリーでの「好精度」が強く求められます。

そのため私たちは、常に柔軟性に富んだ思考と発想を磨き、積み重ねてきた技術とノウハウ、そして最先端技術という「ソフト&ハード」の総合力を発揮することで、時代のニーズに対応し、金型産業における真のテクニカル・イノベーション…つまり、次代のメカニズムの創造に取り組んでいます。

技術室風景

CAM課風景

納品までの流れ

  1. 1

    設計者による構成打合せ

  2. 2

    自社ノウハウを織り込んだ3Dモデル作成

  3. 3

    冷却穴干渉チェック

  4. 4

    自動抜き出しによる電極モデル作成

技術部CAD課

設計で金型品質が決まる

様々な解析を行い金型品質を高める

技術部CAM課

加工を知る者がCAMを征す

短時間で高精度に加工できるNCデータを作成